Wi-Fiが遅いと感じるときにはなにか原因がある

今ではモバイルツールも多く普及してスマホやタブレットPCを使ったインターネットは
普通に行われるようになりました。

ただネット接続にLTEだけを使っているとパケット通信量が大変なことになります。
データ定額パックを節約するためにもWi-Fiを使う人が多くいるはず。

でも自宅でWi-Fi接続をしているときに「遅い」と感じたことはありませんか?
外でネットをしているときよりも遅いと感じるようならかなり問題あると思います。

実際に自宅のWi-Fiが遅いと感じる場合、それなりに原因があることは多いです。
つまり原因を改善できれば回線速度が遅いと感じることはなくなるはず。

ただ通信速度が遅くなる原因にはかなり多くの種類があります。
当然どこに原因があるのかも確かめてからちゃんと対応することが必要です。

ではWi-Fiが遅くなった時、どうすればいいのか?

考えられる原因を確認してみるので、その中で解決方法の手がかりを見つけて
改善できるようならやってみることをおすすめします。

そもそもWi-Fiは速い?遅い?

まずは基本的なWi-Fiについての確認から。
そもそもWi-Fiって速いの?遅いの?という疑問があります。

一般的にはLTEよりも速くて光回線よりも遅いと言われていますが・・・
まあWi-Fiの種類によってもちょっと変わってきます。

Wi-Fiとは無線LANの規格の1つで、LANケーブルを使わずに無線を使って
ネットワーク構築をするための方法ということになります。

ちなみにWi-Fiというのは統一規格でWi-Fi機器の審査委員会のようなものがあり
その審査を通ったものが初めてWi-Fiと明記することが出来るのです。

つまりメーカーなどに関係なくWi-Fi審査を通ったものがWi-Fi機器なので
どんなメーカーのものでもWi-Fi対応なら接続することができます。

従来の無線LANではメーカーが違うと接続できないということも多かったので
これがかなり画期的でした。

そして今では無線LANといえばWi-Fiと言われるほど普及しています。

ただし現在はBluetoothという無線LAN規格もかなり普及しているので
今後は無線LAN=Wi-Fiという意味では通じなくなるかもしれません。

Wi-Fiには通信速度がある

Wi-Fiは無線LANの一つなので実際に規格の正式名称があります。
それがIEEE802.11という名前です。

そしてWi-Fi自体にもいくつか規格があり、以前は11bという種類が
サービス提供されていました。

この11bは最高速度11Mbpsという通信速度しか出ないので、今使うなら
かなり通信速度が遅いと感じるはずです。

ちなみに現在の最近規格は11acで最高速度は6.9Gbpsです。
理論値ではありますが当然最高速度が速いほうが実際の速度も速くなりやすいです。

Wi-Fiが遅いと感じる原因を考えてみる

ではこれらを踏まえた上でWi-Fiが遅いと感じる時にどんな原因があるのかを
考えてみることにしましょう。

やはり考えやすいのは使っているWi-Fi規格が古いこと。
昔から使っているWi-Fiルーターでは最新の規格に対応していない場合も多いです。

極端な話ですが11bだけに対応しているWi-Fiルーターなら最高でも11Mbpsという
通信速度ですから普通に使えば1Mbpsを下回ると思います。

LTEの平均通信速度が5Mbps程度なのでこれでは遅いと感じるのもわかると思います。

これを改善するためにはWi-Fiルーターを新しいものに変更すること。
できれば11acに対応したルーターを購入したいところです。

ただし11acが使えるルーターを購入しても対応している端末がなければ11acでの
通信は出来ません。

例えばスマホは11nまでの対応なら11acでWi-Fiルーターに接続は出来ません。
使う端末の対応しているWi-Fi規格を確認してルーターを変えてみましょう。

電波干渉が起きている

Wi-Fiは電波を使ったLANネットワーク回線です。
つまり同じ様に電波での通信をしていると電波干渉することもあります。

特に電化製品で使っていることが多い2.4GHzの周波数帯電波はWi-Fiでも使っていて
それが電波干渉を起こして通信障害になっているという可能性も。

夕食のレシピをスマホで確認しながら作る、という場合にスマホを電子レンジの
そばに置いてしまうと電波干渉で通信速度がかなり遅くなるという可能性が高いです。

それにコードレス電話も2.4GHzの周波数帯の電波を使っているので干渉しやすいです。
これらのそばでスマホなどを使うと通信速度が遅くなることは多いようで。

使う場所をちょっと変えるだけでも通信速度が戻るなら、あまり問題ないと思いますが
どうしてもそこで使いたいという場合には違う周波数帯を使うという方法も。

Wi-Fiは5GHzの周波数帯電波を使った規格がある

先程のIEEE802.11acも実は一般的に使われている電波の周波数体とは違った
5GHzという周波数帯の電波を使っています。

つまり11acを使えば電子レンジやコードレス電話と電波干渉を起こさずに
Wi-Fiルーターに接続ができる様になるのです。

ちなみに5GHzの周波数帯を使っているWi-Fi規格は11ac、11a、11nです。
当然対応する端末とルーターが必要ですがこちらなら干渉は少ないはず。

更に言うと最近多くの商品で使われているBluetoothも2.4GHzの電波なので
5GHzのWi-Fiを使ったほうが回線が安定することも多いです。

スマホを使っていればBluetoothのヘッドホン、スピーカーを使っているという人。
パソコン周りではマウスやキーボードがBluetoothという人も多いと思います。

特にWi-Fiルーターはパソコンの近くにあることも多いので5GHzの電波を使えば
これらを気にせずにネットワーク接続が出来るようになります。

Wi-Fiルーターと端末の距離が遠い

ルーター設置場所の問題もあるのですがWi-Fiルーターとスマホなどの端末までの
距離が長くなるほど回線が安定せずに通信速度が遅くなる可能性は高いです

当然距離が長くなれば途中に障害物も多くなります。
電波を通しにくいコンクリートや鉄筋などがあれば通信速度はかなり遅くなります。

単純に隣の部屋に置いてあるWi-Fiルーターくらいなら問題なく使えるのですが
階段を挟んだ別の階にあるルーターとなるとかなり厳しいところです。

改善方法としては当然ですがWi-Fiルーターを近くにすること。
家の中心に置ければ最善ですが光回線などの理由でそれも難しいところです。

ルーターの位置を動かせないなら中継機を使うという方法もあります。
電波を中継するので多少速度が落ちますが、不安定なままよりも快適になるはず。

セキュリティソフトが問題の場合も

パソコンでは多く使われているのがセキュリティソフトで、最近ではスマホにも
対応しているソフトが多くあります。

このウイルス対策のセキュリティソフトには情報漏えいを防ぐためのファイアーウォール
という機能を強化するものも多くあります。

端末と外部との通信を監視するのが目的の機能なのでWi-Fi接続していると監視機能が
常時働いて端末がちょっと重たくなることも。

これが原因の場合はセキュリティレベルが落ちるのですがファイアーウォールを
停止させるという方法が最善です。

まあWi-Fi接続を例外設定するという方法もありますが・・・
どっちにしてもWi-Fi接続での情報流出の可能性は高くなります。

Wi-Fiルーターに不具合がある

普通にLTEを使っていて問題がなくWi-Fi接続したときだけ遅いと感じるなら
Wi-Fiルーターになにか不具合があるという可能性も。

故障している以外にもちょっと状態がおかしくなっている。
キャッシュがたまりすぎて重たくなっているということも多いです。

一時メモリに蓄えられる作業キャッシュは一度リセットするだけでなくなるので
Wi-Fiルーターの動作がおかしいと思ったらまずリセットしてみることをおすすめします。

リセット方法はルーターによって違いますが、リセットボタンを押す他にも電源を抜く
接続設定のメニューから再起動を選ぶという商品もあります。

ファームウェアの更新で改善する場合も

Wi-Fiルーターの不具合改善方法としてもう一つ、ルーターを正常に動かすための
プログラム、ファームウェアを更新してみるという方法もあります。

パソコンの周辺機器にはそれを正常に動かすためのプログラムが最初から組み込まれて
それを利用して動かしているという機材が多くあります。

Wi-Fiルーターもそのひとつなのですが、このプログラムのファームウェアが古いと
正常に動かなくなる場合も多いのです。

最新のファームウェアにすることで不具合が解消されれば通信速度も改善する
という可能性もあると思います。

ファームウェアは基本的にはメーカーのホームページからダウンロードできます。
適応方法もサイトに載っているので確認しておきましょう。

また商品によっては自動的に最新ファームウェアに更新する機能がついています。
この機種の場合は更新中に電源を切らないように注意しましょう。

改善しにくい原因の場合

Wi-Fiルーターや接続している端末ではなく、回線自体に問題があり速度が遅い
と感じる場合も考えられます。

それが回線の混雑による通信速度の低下です。
特に夜間の混雑時には回線自体の通信速度がかなり遅くなるという場合も多いです。

光回線の下り最速1Gbpsという回線契約をしていてもプロバイダの混雑のために
通信速度が10Mbpsを下回ってしまうという口コミを見たことがあります。

普通に光回線を使っていて最速10MbpsならWi-Fi接続をした場合にはもっと通信速度は
遅くなる可能性が高いです。

プロバイダの混雑を解消するにはプロバイダ自体を変更するなどの方法がありますが
すぐに乗り換えができる状況にいつでもあるとは思えませんし・・・

IPv6方式の通信ができるプロバイダなら夜間の混雑解消にも期待が出来ますが、こちらは
対応しているプロバイダがまだ少ないという状況です。

この様な原因の場合はちょっと改善が難しいかもしれません。

自宅のWi-Fiが混雑している可能性

プロバイダの混雑と同じ様に1つのところに回線利用が集まるとそれが原因で
通信速度が遅くなることはよくあります。

当然自宅内でも同じWi-Fiルーターを使っている端末が多くなれば混雑して
回線速度が上がらないという場合もあります。

最近ではテレビやHDDレコーダー、炊飯器や電子レンジもWi-Fiを使った
インターネット接続が出来る商品も多くなりました。

これらをすべてWi-Fiルーターでネット接続しているなら当然ですが
スマホなどを使った場合に通信速度が遅いと感じるようになります。

また他の家族が多人数同時参加型のネットゲームをしているとそれだけでも
Wi-Fiやインターネット回線の通信速度が遅くなってしまいます。

家族がいる家庭ならではの原因だと思いますが、これも中々改善が難しいところです。

利用できるチャンネルの空きがない

集合住宅で多くの家庭がWi-Fiルーターを使っている場合に起きるのが空いている
チャンネルがないのでWi-Fiが遅くなるという状況です。

基本的に無線の電波はそれぞれチャンネルという通信経路を持っています。
道路で言うところの車線みたいなものです。

2.4GHzの電波ではこのチャンネル数が少ないので他の家電と干渉しやすのですが
これを防ぐことが出来る5GHzでも同じことが起きる可能性があります。

集合住宅では当然他の家庭でも電波干渉をしないために5GHzの電波を使いますが
使っている人が多くなれば当然使えるチャンネルは限られてしまいます。

いくら2.4GHzよりもチャンネル数が多いとは言っても無限にあるわけではないので
集合住宅では5GHzを使っていても電波干渉が起きる可能性があるのです。

まあ5GHzの電波はそれほど遠くまで届かずに、障害物に弱いので集合住宅でも
部屋の外にまで届くことは少ないのですが・・・

アパートの窓際ですべての部屋がWi-Fiルーターを設置しているという状況なら十分に
考えられる原因だと思います。

回線速度が遅いと感じたら原因を確かめる

ネット関係にあまり詳しくない人が「速いか遅いかわからない」ということがありますが
基本的には自分が遅いと思わなければ問題はないはずです。

単純に数値だけを見て遅い、と言うなら原因を対しかめて対処すればいいのでまずは
原因がどこあるかを確かめてみましょう。

後は間違えている人が多いのはWi-Fiを使えば通信速度が速くなると思っていること。
Wi-Fiは有線接続よりも遅いのが一般的です。

そして古い規格のWi-Fiでは通信速度は本当に遅いので、この場合はWi-Fiルーターの
買い替えをおすすめします。

後は元々の回線速度が遅い場合はWi-Fiルーターを変えても通信速度は変わりません。
現状ADSLで遅いと思うならすぐに光回線など高速通信が出来る回線にしましょう。